マタイ講解NO16「罪は心の中から始まる」5章27~32節
仁井田義政 牧師
今日の御言は、読む人をギョッとさせます。「あなたの右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい。あなたの右の手があなたをつまずかせるなら切って捨ててしまいなさい」と記されています。その言葉の真意は、何なのでしょうか。
★イエス様は「姦淫してはならない」と異性問題について教えられました。姦淫とは結婚以外の性のことです。「情欲を抱いて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです」とは、欲望を満たすために凝視し続けることのことです。
★そのようなことは、相手の人に対して罪である以前に、神様の前に罪なのです。「つまずかせる」という言葉がそれを表わしています。あなたが信仰の道に石ころを置いたとします。その石ころにあなたが躓いて転び、真っ直ぐに歩けなくなってしまうという意味なのです。
★「ゲヘナに投げ込まれる」は、ヘブル語の「ガイ・ヒノム=ガイは谷」を訳した言葉です。その谷は、むかし異教の神モレクに子供を焼き殺して捧げた凄惨な儀式が行われていた所です。紀元前666年頃に、ユダ王国の第16代ヨシヤ王によって「汚れた場所」とされました。それからは病死した動物や身内のない死体、エルサレムの生ごみが捨てられる場所となったのです。そこから地獄のイメージとなりました。
★31~32節は、弱い立場にあった女性達を離婚から守るための教えでした。男性が女性を気に入らなければ、離婚状を書けばすぐに離婚ができた時代です。しかし女性からは離婚の申し立ては出来ませんでした。日本も「三行半」が廃止されたのは、153年前の明治6年なのです。法律に「協議離婚」と「裁判離婚」の制度が取り入れられました。明治の西洋化の波に乗ってのことでした。西洋化とは、聖書の教え化でした。
★イエス様は「罪は心の中にある」と言われました。パワハラ・セクハラは相手に対しては勿論のこと、神様に対しての罪なのです。私達は、イエス様が山上で教えて下さった男女平等の優れた教えを大切にしましょう。
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