マタイ講解NO24「不安に打ち勝つ方法」6章31~34節
仁井田義政 牧師
現代は不安に満ちています。イエス様は「不安に打ち勝つ決定的な方法」を教えておられます。それが今日の御言です。
★多くの人達は、先週話しましたように「衣食住」の心配で心がいっぱいになっています。そのことをイエス様は「異邦人の生き方」と言われました。それは神様を知らせない人のことです。明日のことが不安なのです。神様を知らない人は、なぜ不安なのでしょう。「天の父=アバ」を知らないからです。天の父とは「私達を愛して下さっている」唯一の神様です。その御方が私達の必要を知っておられるのです。
★イエス様は、不安に勝利する方法を教えられました。その方法とは、「神の国と神の義を第一に求めなさい」ということです。「神の国」とは、神様の御支配のことです。「神の義」とは、神様の正しさに添った生き方を求めることです。そして、明日のことまで引きずり込む「取り越し苦労」をやめて、まず神様との関係をしっかり建て上げなさいと教えておられるのです。
★ロシアの文豪トルストイは五十歳の頃、小説「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」を書き終え、有名人となっていました。しかしその名声や富も、決して心を満たすものではないことを知ってしまったのです。五十歳以後のトルストイは、子供たちにそのことを教えなければと考えて「民話集(童話集)」を書きました。その中には「愛のある所に神あり」という短編もあります。日本では「靴屋のマルチン」という題名の方が有名でしょう。
★その民話集には、神様を第一に愛し、そして人々を愛する人々が記されています。彼は、イエス様が教えられたマタイの6章を実践する人こそが、本当の幸せになれると確信したのです。私達も、神様を知らない人のように生きるのではなく「神の国と神の義を第一に求めて生きる」人になりましょう。それが不安に打ち勝つ唯一の方法なのです。現代は、いろいろな不安に満ちています。その不安に心が分散されてはなりません。「神の国と神の義」に集中しましょう。「そうすればそれ以外のものは添えて与えられます」とイエス様は言われました。