Monthly Archives: 6月 2025

6月8日 (ペンテコステ礼拝)「異言と聖霊の力」

(ペンテコステ礼拝)「異言と聖霊の力」使徒の働き2章1~8節    

                         仁井田義政牧師

今日は、世界最初の教会誕生の記念日です。世界最初のキリスト教会は、エルサレムに誕生しました。それは偶然ではありません。復活のイエス様が約束しておられたのです。それは、聖霊のバプテスマの力を受けた世界初の教会が誕生するということでした。

★それでは「聖霊のバプテスマ(洗礼)」とは、どのようなことなのでしょうか。バプテスマとは「浸す」と言う意味です。浸すとは、一滴二滴ではなく、全身が浸されるのです。特別な人にではありません。弟子達は「ガリラヤの人」と言われ、当時、無学な人とも言われていました。聖霊は、誰でも聖霊の力を受けたいと強く願って祈り求める人に与えられるのです。

★聖霊を受けたことは、どのようにしてわかるのでしょうか。それは自分の口から知らない言葉が出てくることによってです。イエス様は、明確に聖霊を受けると力を受けると言っておられます。

★しかし長い間、この真理は世界の教会に忘れられていましたが、今から124年前に、アメリカのカンサス州トペカの「ベテル聖書学院」で祈祷会を行なっていた時、学生のアグネス・オズマンが聖霊に満たされて、異言を語り出しました。それから今年で僅か124年です。その間にペンテコステ派は、世界で6億人以上に増加したと報告されています。それは世界人口の10%に迫る数です。ペンテコステ派はプロテスタントで最大となりました。

★世界のアッセンブリー教団は、MM33というビジョンを掲げました。昨年の世界のアッセンブリーの教会数は、450106です。あと8年位の間に100万教会にしようという計画です。日本の状況とあまりにもかけ離れていますが、聖霊を受けると力を受けるということは事実であり、イエス様が約束して下さったように、教会が力に満ちて活動していくために、絶対に必要な真理です。

★それぞれの教会が聖霊に満たされるならば、5名の教会が7名に、10名の教会が15名に、100名の教会が120名になるでしょう。

私達の教会にも、ますます聖霊の力が必要です。今日の午後に、聖霊待望会を行ないます。皆で、聖霊充満を求めて祈りましょう。

6月1日聖降臨前礼拝「ペンテコステの力に向かって」

聖降臨前礼拝「ペンテコステの力に向かって」ルカ24章44~53節 

                         仁井田義政牧師

来週はペンテコステです。それは教会誕生の記念すべき日です。今日は、その前の礼拝ですので、待ち望みつつ礼拝しましょう。

★ルカによる福音書と使徒の働きは、ルカによって書かれた前編と続編です。ルカは12弟子ではなく、パウロの伝道でクリスチャンになったギリシャ人である可能性が大です。ギリシャ人で異邦人のルカが、異邦人の高職「尊敬するテオピロ殿」と敬称を付けて書きました。敬称が書かれていることから、求道中だったのではないかと言われています。その後に書かれた使徒の働きには、敬称が書かれていません。クリスチャンになったからだと思われます。

★ルカは医者でもあり、歴史家でもありました。当時の医学用語が文中に用いられていますし、また歴史家として「はじめから綿密に調べて」書き、「順序立てて書いている」と記されていることから分かります。その目的は「正確な事実」を書いて、テオピロに献上することでした。前編は、キリストの誕生から昇天まで。続編は、キリストの昇天から福音がエルサレムからローマまでどのようにして伝えられたかを記しています。

★復活のイエス様が言われたことは「モーセの律法、預言者、詩篇の預言は全て成就する」「福音は、エルサレムから始まって、あらゆる国の人々に延べ伝えられる」ことでした。そしてそのための「力を着せられるまでエルサレムにとどまっていなさい」(ルカ24:49)と言われています。続編の使徒の働き1章4節では、その力が「聖霊のバプテスマ」であることを記しています。

★弟子達は、その約束の「聖霊のバプテスマ」がどのようものかを知らずに、エルサレムに留まって待ち望んだのです。洗礼者ヨハネも「私はあなたがたに水で洗礼を授けたが、私の後に来られる方は聖霊によって洗礼を授ける」と予言していました。しかし「聖霊による洗礼」がどのようなものか、何が起きるのかも知らずに、ただ「力を受ける」のを120名の者達が祈って待ったのです。弟子達は、聖霊の力を求めて10日間も祈りました。

私達も聖霊の力を求めて、今日からペンテコステに向かって祈りましょう。