マタイ講解NO2「恐れないで」1章18~25節
仁井田義政 牧師
その時、マリヤは13歳の頃でヨセフは18歳の頃でした。若い二人は、いいなづけであり、結婚を控えてどんなに希望に溢れていたことでしょう。しかしその二人が、突然「恐れ」(1章20節)に包まれたのです。
★マリヤとヨセフを襲った恐れとは何でしょう。それは二人にとって身に覚えのない子がマリヤに宿ってしまったことです。マリヤが「この子は神の聖霊によって身ごもったのです」といくら説明しても、ヨセフが納得するはずがありません。そのような女性は夫に不貞の罪で訴えられ、処刑されることもありました。ヨセフはどうすれば良いかと思い悩みました。そうして出した結論は、マリヤと離縁し遠くに逃がすことでした。
★しかし御使いは、ヨセフの夢の中に現れて別の方法を示しました。マリヤが身ごもった男の子は「聖霊」によるということで、しかもその子の名前を「イエスとつけなさい」との指示でした。その名前は「主は救い」という意味です。さらには「この方こそ、ご自分の民を罪から救ってくださる方です。だから恐れないでマリヤを妻として迎えなさい」と言われたのです。
★御使いはさらに、この事はイザヤが預言したことの成就であると言われました。その預言には「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる」(イザヤ7:14)と記されていました。それは「神は私達と共におられる」という意味でした。そのことによって、ヨセフはマリヤを妻として迎えました。ヨセフから恐れは消え去り、マリヤとその子を命がけで守ることを決意したのです。
★このようにヨセフとマリヤにとって、結婚前に描いていた二人の幸せの計画通りにはなりませんでした。その時に二人は、「恐れ」に包まれてしまったのです。
私達の人生にも、思い通りにならないで恐れに包まれてしまうことはいくらでもあります。あなたは今、どんなことに悩んだり恐れたりしていますか。あなたも、ヨセフやマリヤのようにイエス様をお迎えして、あらゆる恐れや心配ごとから救って頂きましょう。
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