マタイ講解NO15「言葉と思いの殺人」5章21~26節
仁井田義政 牧師
今日のイエス様の教えは、特に現代に生きる私達への大切な教えとなっています。この教えは、先週話しました「律法学者やパリサイ人への教えに優る教え」となっています。
★「殺してはならない」という律法を、パリサイ派の人々は「私は人を殺していないからセーフ」と考えます。しかしイエス様は「兄弟に腹を立てる者」「能なし」「馬鹿者」と言う人は「殺してはならない」という律法に対して違反になると言われています。それは、そのように言う人は、神の作品である人間に対して言っているので、神への反逆となるのです。
★他の人や兄弟や家族と衝突があった場合は、即座に和解に努めることが大切ですということです。イエス様は、礼拝の前に緊急に和解しなさいと教えておられます。
★なぜ、迅速に和解しないといけないのでしょうか。それは、現代的に言うならば「アンガー・マネージメント」です。怒りを自分で支配しなければ、怒りに自分が支配されることになります。まずイエス様は「神と人への愛が律法全体にかかっている」と言われました。それなのに愛と反対の「怒り」に満たされてしまっているならば、相手より自分の心を破壊してしまっているのです。怒りは心だけでなく、心臓や内臓、血圧に悪い影響を与えます。エペソ4章26~27節には「怒ることがあっても罪を犯してはならない。悪魔に機会を与えてはならない」と記されています。
★「殺してはならない」という言葉で始まった今日の御言は、私達人間の言葉の暴力が、直接殺人に手を下さなくても、殺人の罪であると言っています。SNSによって誹謗中傷されて自殺してしまった人が、警察庁発表では過去3年間に101人もいました。イエス様は「怒りや、悪口は人殺しの罪である」と教えて下さっています。悪魔に機会を与えないために、怒りを感じたら、怒りを支配し沈めましょう。何か争いごとになっていたら、急いで和解する人になりましょう。
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