マタイ講解NO13「イエス様による山上の宣言」5章13~16節
仁井田義政 牧師
今日の御言も、有名なイエス様の教えです。教えというよりも宣言です。しかしもこの宣言は、イエス様の活動初期に行なわれたということによって、なお一層強い意味があります。
★その宣言とは、イエス様が「あなたは地の塩、世界の光です」と言われたことです。決して「地の塩、世界の光になりなさい」と言われたのではなく「です」と言われたのです。それは目標ではなく「あなたがたを私はそうしたのですよ」という宣言なのです。しかもその宣言は、個人に向かっての宣言でもありません。「あなたがた」という複数に向かっての宣言なのです。
★イエス様は信仰の初心者達に「あなたがたは地の塩です」と宣言されました。塩は腐敗を防ぎます。なぜ教会は、支持政党を持たないのでしょうか。また政教分離の原則は、なぜあるのでしょうか。それは、良いことには賛成し、悪いことには反対するという「地の塩、世界の光としての働き」を優先するためなのです。
★当時、聖書世界のどの家にも、粗末な灯火皿がありました。しかしその小さな灯火皿のような弟子達を「地の塩、世界の光」としたと宣言されたのです。一人でそうしなければならないのではありません。「あなたがたは」なのです。それはイエス様に召し集められた教会のことです。
★山上に集められた人々は、漁師もいれば嫌われ者だった取税人もいました。またローマを倒そうとするゼロテ党の者も二人程いました。または、癒しを求めて集まって来た病気の人々や貧しい人々もいました。でもイエス様は「あなたがたは地の塩、世界の光です」と宣言されました。
その宣言の目的は「天におられるあなたがた父をあがめるようにしなさい」(5章16節)のことにあります。
教会はその目的に全力を注ぎましょう。
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