10月15日礼拝「あなたは私の助けです」

                詩篇NO.70「あなたは私の助けです」70篇1~5節 

                   仁井田義政牧師

 今日の詩篇は、「指揮者の為に」「記念の為に」と書かれていますから、詩は旧約時代に大切な「礼拝」や「記念の集会」で繰り返し歌われ用いられた讃美歌あることがわかります。なぜそのように用いられたのでしょうか。それは、ダビデ王が苦難の中で作った詩だからです。

今日のメッセージは、あなたの苦難と照らし合わせながら聞いていただきたいと思います。

★ダビデ王は、少年時代に巨人ゴリアテに立向かって倒すほど勇敢な人でした。大人になってからは、イスラエルの国民にとって、今でも憧れの偉大な王様です。しかしそのようなダビデにも、幾度もの想像を絶するような苦難があったのです。2節に「私の命を求める者ども」とあるように、その苦難は敵の軍隊なのです。

★ダビデは激しい苦難の中で、いの一番、神様に祈りました。エロヒム「全宇宙の創造者」は、創世記1章1節の天地創造の神「エロヒム」と同じです。苦難の時に誰に頼るのか、ダビデは力の神に祈ったのです。そのような特権を与えられている私達は何と幸いでしょう。

★「エロヒム」は力の神。「アドナイ」は恵みの神。「あなた」は友達のような神と考えられます。ある国から短期で日本伝道に来られた牧師がいました。日本人が、神様に「神様、あなたは」と祈っていると、「神様にあなたと祈るのは失礼です。」と注意しました。「イエス様は、アバ=お父ちゃんと祈りなさいと教えてくださっていますよ」と言いたかったのです。

★ダビデは、少年時代にはライオンと戦って羊を守り、戦争の最前線で3m近くのペリシテ人ゴリアテ(Ⅰサムエル17:4)を石投げ器で倒しました。王様になってからも、イスラエルの国土を凄い勢いで拡大していく勇敢さと知恵に満ちた人でした。また彼は詩人であり、音楽家であり、文字通り文武両道に秀でた人でした。しかし苦難があり、祈ったのです。

★あなたも、苦難の中にある時には、神様と呼び、主と呼び、あなたと呼ぶことの出来る、いや「お父ちゃん」とさえ呼ぶことのできる神様に、救いを求めましょう。

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