(第一コリントNO15)古いパン種を除きなさい第一コリント5章1~8節 仁井田義政 牧師

コリントの教会に起こっていた問題は4章までの分裂問題だけではなく、道徳問題もありました。コリントの退廃した性道徳の悪習に飲み込まれようとしていたのです。5章において、パウロは強い憤りをもってキリスト教道徳の堅持を指示しました。

★パウロは「あなたがたの間に不品行がある。」と記しました。教会外の道徳を言っているのではなく、「あなたがたの中に」つまり教会の中にあると言うのです。不品行と訳されたギリシャ語は「ポルネイヤー」で、それは「ポルノ」の語源となりました。その最悪は「父の妻を妻にしている者がいる」と言うのです。それは義理の母のことだと思われます。当時のローマ文化にさえ無い程の堕落でした。それがコリントの町の性的堕落だったのです。

★コリント教会は、そのような堕落者を問題にせずにクリスチャンとして認めていたのです。その問題を取り除こうともせず認めてしまっていたのです。パウロは今、コリントから海を隔てた遠くのエペソの町にいますが、その堕落した者を「すでに裁いている」「サタンに引き渡した」と記しました。それは教会からの除名を現わしています。それも彼が罪に気がつき「主の日に救われるためである。」と言うのです。除名されなければ「そのままで良いのだ」と思ってしまい、悔い改めの機会を失ってしまうからです。除名さえも愛から出たものでした。

★さらにパウロは「古いパン種を、取り除きなさい」と記しました。 過越の祭の後は徐酵祭が続きます。その祭では一切の酵母を家から取り除いて、酵母の無いパンから新しい一年を始めるのがイスラエルの習慣でした。過越の祭の子羊であるイエス様は既に屠られたのです。その後の除酵祭の時のように、堕落した文化の影響を受けない純粋で真実なパンで祭をしようではないかと、パウロは言っているのです。それは教会の礼拝のことです。

★コリント教会は、その汚れた性的文化「ポルネイヤー」に染まってしまう危険がありました。気をつけないと、知らずしらずに教会までもポルネイヤーに染まってしまうのです。古い悪いパン種を徹底して排除しなければなりません。まずは自分自身の中から汚れたパン種を取り除き、純粋で真実な真のクリスチャンとなりましょう。

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