(マタイNO135)「あらゆる国の人々を弟子とせよ」マタイ28章11~20節 仁井田義政 牧師
今日の箇所は、マタイの福音書の終わりのところです。しかしキリストの教会にとっては決して終わりのところではなく、むしろ力に満ちた世界宣教開始のところなのです。
★ローマの兵士達は、イエス様の体が墓の中にあるのを確認し、三交代の見張りを立てました。しかしそのような蟻の子一匹も通さない厳重な警備の中で、この事件は起こりました。イエス様が復活されたのです。もはやその任命を受けた兵士達の責任問題でした。しかしイスラエルの指導者は、嘘と金で情報操作をし、弟子達がイエスの体を盗んだと言うように、兵士達にお金を与えたのです。しかしイエス様は復活され、その体を弟子達に現されました。
★さらに復活のイエス様は、弟子達にガリラヤに移動するように命じられました。彼らの多くは、ガリラヤ湖の漁師でした。ガリラヤは、彼らがイエス様と最初にお会いした所なのです。弟子達は、イエス様が言われた山に登りました。山に登るとは、モーセがシナイ山で神様から十戒を受けたように、神様からの重大な啓示がある場所の設定でした。そこでイエス様は弟子達に「あらゆる国の人々を弟子とし、洗礼を授けなさい。」と命令されたのです。
★イエス様は、弟子達に世界宣教を命じられただけではありませんでした。「 世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいます。」との最大の約束をされたのです。多くの宗教家は「私の亡き後は、教えを守れ」としか言えないでしょう。しかしイエス様は「いつもあなたがたと共にいます」と約束されたのです。その約束のように、イエス様はいつも私達と共にいてくださるのです。その印として与えられたのが、聖霊のバプテスマなのです。「あなたがたを捨てて孤児とはしません」(ヨハネ14章18節)と言われたとおりです。
★イエス様がベツレヘムに生まれてから33年半。イエス様と弟子達の出会いは、僅かに3年半です。そして弟子達への世界宣教命令を最後に、イエス様の地上での活動はここに終わるのです。しかしそれはまた出発でした。イエス様の地上の生涯中の活動は、イスラエルと近隣国への数回の活動にすぎませんでした。しかし「私には一切の権威が与えられているゆえ、あなたがたは行ってあらゆる国の人々を弟子としなさい。私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいるのです」との声を弟子達は聞いたのです。私達もイエス様の約束を信じ、勇気を持って宣教命令を実践しましよう。