(マタイNO134)「大喜びと復活の朝」マタイ28章1~10節 仁井田義政 牧師
お墓に行って「大喜びした」等ということは余り聞いたことがありません。お墓には死によってもたらされた無言の敗北感が満ちているからです。イエス様が墓に入れられて三日目、初めてお墓参りに行ったマグダラのマリヤ達も同じであったと思われます。マリヤ達の顔には微笑みすらなかったのです。よく日本の墓のイメージは、暗く悲しみに満ちていますが、西洋の墓は喜びに満ちていると言われることがあります。このような聖書の影響によるのかもしれません。マリヤ達が大喜びに至った訳を聖書の中からお話しいたしましょう。
★マグダラのマリヤは、7つの悪霊に支配されていた女性だったと聖書に記されています。そのようなひどい状態からイエス様によって救われたのです。 そのマリヤが、日曜日の朝早く葬られて3日目にもなるイエス様の墓に向かったのです。そして墓には女性の力ではどうにもならない重い扉があるのです。しかし御使いの介入によって重い扉は開かれ、「イエス様はここにおられない」と告げられたのです。
★御使いは「イエス様が甦られたこと。イエス様がガリラヤに先に行かれ待っておられることを伝えよ」と命じました。しかし弟子達は信じるだろうか。ペテロもトマスも女性の言う事を信じるだろうか。しかも復活を女性達は見てはいないのです。しかしイエス様は走ってくるマリヤ達と「出会った」ことが記されています。「出会って」と言う原語には「走り迎えて」と言う意味があるのです。その時マグダラのマリヤは喜んで、復活のイエス様を礼拝しました。
★絶望的な場所であるお墓で、マグダラのマリヤ達はイエス様の復活に出会い「大喜び」(8節)に満たされました。その女性達の大きな喜びは弟子達に伝えられ、弟子達から人々に伝えられ、人々からさらに世界の人々に伝えられて、今日のクリスチャンの喜びがあるのです。あなたにもこの大きな喜びが伝わっていますか。この大きな喜びを持っていますか。持っていたら、あなたもマグダラのマリヤ達のように恐れずに福音を伝える人になりましょう。
神様は、当時軽んじられていた女性、しかも七つの悪霊につかれていると言われていたマグダラのマリヤを世界の喜びのために用いられました。今度はあなたが世界の喜びのために用いられるのです。そのことを感謝して伝道しましょう。