(第一コリントNO1)「強い教会を目指して」第一コリント1章1~3節 仁井田義政 牧師
今日から「コリント人への手紙」からのメッセージになります。この手紙は、使徒パウロが紀元56年頃に書き送りました。この手紙を書くに至った動機は、コリントの教会に分裂騒ぎが起こったからです。1章10~13節に、その悪い知らせを「クロエの家の者から聞いた」と記されています。そこでパウロは、本当の教会はどのようにあるべきか、本当のクリスチャンはどのようにあるべきかの教えをコリントの教会に送ったのです。
★パウロは、挨拶文も手紙の本題に関わる大切な真理を込めて書きました。パウロは自分を紹介するにあたって、「神の御心によってキリスト・イエスの使徒として召されたパウロ」と記しました。自分は神に選ばれて使徒となったということを記しているのです。それは、パウロの使徒性を疑問視する人がいたからです。その後に出てくる「ソステネ」は、使徒ではなく兄弟と記されています。神を父なる神とし、その他は平等な兄弟姉妹なのです。この時代の一般社会には階級性が強くありました。自由人から奴隷まで階級があったのです。しかし教会は、全ての差別を撤廃し兄弟と呼んだのです。
★パウロは宛先を「コリントにある神の教会へ」と記しました。大きな教会も、二人しかいない小さな教会も、等しく「神の所有の教会」なのです。私達の教会も世界の至る所にあります。アフリカ諸国にもアジアの諸国にも西洋諸国にもあります。ネパール地震の時にも、私達の教会も僅かばかりですが、ネパールのアッセンブリー教会へお見舞金を送りました。コリントの教会も、世界の教会の聖徒達と共に「キリストの御名を呼ぶ」キリストの教会なのです。
★「父なる神と、主イエス・キリストから 恵みと平安がありますように」と、挨拶文の終わりの祈りが記されています。祝祷と言っても良いでしょう。この手紙によって「恵み」と「平安」がコリントの教会にあるようにとの祈りなのです。コリントの教会には、「私はパウロにつく。私はアポロにつく。私はケパにつく。私はキリストにつく」などと言って分裂を起こすような人がいました。パウロは、分裂ではなく一致団結するようにと勧めています。
★教会は一致団結する時、最強の力を発揮するからです。私達の教会も、父なる神様の前にある兄弟姉妹として、お互いに認め合い、尊敬し合って力強い教会となりましょう。