10月19日礼拝メッセージ「彼らの悪意」

(礼拝メッセージ)マタイNO106「彼らの悪意」マタイ22章15~22節 仁井田義政 牧師 

イエス様はすでに、人々に対して4回の質問を繰り返されました。その質問にユダヤの指導者達もパリサイ派の人々も答えることができませんでした。そこでイエス様の命を狙う彼らは、イエス様を質問攻めに合わせるのです。その質問には「罠」と言う悪意が潜んでいました。

★イエス様に質問の罠を仕掛けた者たちはパリサイ派とヘロデ党の者達でした。彼らは、普段はとても仲の悪い人たちでした。しかし今は、イエス殺害と言う共通の目的を前にして手を組んだのです。彼らは、両者で周到にイエス様を罠に掛ける計画を練ったのです。

★彼らは、まずイエス様を誉め賛えたうえで、「それで税金をローマの皇帝カイザルに納めるのは良いことでしょうか?」と質問しました。もし「良い」と言えば、植民地支配を良く思っていないユダヤ人の大半を敵に回すし、「反対だ」と言うならば現政権を敵に回すことになるのです。どちらの答えでも、彼らは「イエス殺害」の正統な理由を得ることができるのです。まさに罠でした。イエス様は罠にかけようとする彼らの心中を見抜き、「偽善者たち」と激しい言葉で叱責されました。

★その後イエス様は「カイザルの物はカイザルに返しなさい。神の物は神に返しなさい」と言われました。デナリはローマの銀貨で皇帝の肖像が刻まれ、「神なる皇帝・・」や、「神の子なる皇帝・・」と記されていたのです。イエス様は、そのような政治的なことにこだわるな、キリストはその上に支配しているのだから、ローマへの税金はローマに支払いなさいと言われたのです。そして質問されていない神との関係を「神のものは神に返しなさい」と言われました。それは、神との関係こそ最も大切なこととして教えられたのです。

★今日のメッセージの題の「彼らの悪意」という言葉ですが、これを他人事としてはなりません。「偽善や悪意」は、私達人間の誰にでも心の隅に隠れているものだからです。私達もイエス様に質問しても、自分の考え通りの答えであれば「その通り、やっぱりイエス様はすごい」と受け入れ、自分の考えと違えば「そうは言っても、それは無理。私とは関係ありません」と無視することがあるのではないでしょうか。それをイエス様は「彼らの悪意」と言い、「偽善者たち」と言われるのです。私達はイエス様の御言を素直に受け入れ、ためらうことなく御言に従う本当のクリスチャンになりましょう。

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