第一コリントNO20「神は平和を得させようと」第一コリント7章8~16節 仁井田義政 牧師
コリント人への手紙からのメッセージを、クリスマスと新年のメッセージのために中断しておりました。今日から再開します。今日の聖書箇所は、コリント教会の信徒達からの質問に答える形で書かれています。ただコリントの教会のおかれた特殊な社会問題を充分に考えて聖書を解釈しなければなりません。その社会問題とは7章1節にある「不品行」問題です。
★コリントの町は裕福で、奴隷が自由人の3~5倍いたため、自由人は暇を持て余していました。コリントの丘の上には、愛の女神アフロディテ神殿が建てられていました。そこには神殿公認の売春婦が千人も働いていたのです。
★それまで不品行が推奨されてきたコリントの町に、パウロによってキリスト教倫理が植え付けられました。創立されて間もない教会の中においても混乱が起こりました。そこで使徒パウロに手紙を書いて質問したのです。 パウロは、コリントの町の「不品行」と教会に迫っている大迫害という見地から、今日の教えを書きました。
★パウロは、未婚者は迫っている迫害のために「私(パウロ)のように結婚しないがよい。無理ならばしなさい。」と書きました。それは迫害という状況の為です。さらに「既婚者は分かれてはならない」と書きました。それは、「聖さ」を早合点して離婚する人がいたからです。「相手が未信者であっても離婚してはならない」と書きました。それは男女のどちらかが早くクリスチャンになった場合、未信者と結婚していて良いのかという質問があったからです。しかしパウロは「未信者の一方から信仰を反対された場合は離婚して良い」とも記しました。また相手が「信者のあなたとは一緒にいられないと、去って行くならそのままにしなさい」と記しました。
★性的に堕落しきったコリントの町にキリスト教が入ってきたことによって、キリスト教倫理による混乱が起こったのです。パウロは「神は平和を得させようとあなたがたを召されたのです」と、その教えの結論が「神による平和」であることを教えています。御言に立って、落ち着いた生活をしましょう。たとえ相手が未信者であっても優しくし、神様によって恵みが既にあることを信じ、救いを祈っていきましょう。