アドベント第二週「聖霊によって来られた方」ルカ1章26~38節 仁井田義政 牧師
アドベントとはラテン語の「アドベントゥス」から来た言葉で「来る」という意味です。マリヤは、キリストのアドベントの意味を神様から聞かなければなりませんでした。それはあまりにも壮大な計画であり、恵みに溢れたことでした。ガリラヤの田舎町ナザレに住んでいたマリヤにとつては、想像することも出来ないことだったのです。そしてマリヤの体験したことは、マリヤだけのものではありません。私達人間が全て体験できる恵みなのです。今日から三週間にわたって、キリストのアドベントの意味を学びましょう。
★ナザレは、人々からは忘れ去られている町でした。現代のことですが、ある女の子が、理由があって一歳ぐらいの時に施設に預けられました。「私は親に捨てられた」と思いながら成長しました。二十歳を過ぎて、ついにその母親を探し当てました。母親から今までの事を知らされました。母はその子の写真をいつも持ち歩き、その子の誕生日にはケーキをふたつ買って、いつもお祝いをしてくれていたのです。母親は自分を忘れてはいなかったのです。神様も田舎のマリヤを忘れていなかったのです。
★イエス様の時代、王はローマ皇帝でした。またイスラエルの王は、ヘロデ大王でした。ローマの植民地のイスラエルをヘロデ大王が支配していたのです。その皇帝の子供や、ヘロデ大王の子供ならまだしも、マリヤは自分のようなナザレの娘から、永遠の王が生まれるとは思ったこともないことでした。ですからその事は神様から聞かなければならなかったのです。
★マリヤは「どうしてそのような事になりえましょう」と言いました。人間の当然な反応でしょう。それに対して、御使いは「聖霊があなたの上に臨み」と言いました。「臨み」は強い言葉で、襲うという意味があると言われています。それは神様の強い情熱と、強い決心が現れている言葉なのです。
★御使いがマリヤに現れて、「おめでとう恵まれた方。主があなたと共におられます。」と語り掛けました。マリヤはその言葉を信じ、恵みの人生へと変えられました。マリヤのように、私達も「どうぞ、あなたのお言葉どおり、この身になりますように」と告白し、祝福された人生へと入れて頂きましよう。