12月11日待降節3「ヨセフと聖霊」

アドベント第三週「ヨセフと聖霊」マタイ1章18~25節 仁井田義政 牧師 

b43b675019bc81abdd36dfe7641398c2先週もお話しましたが、マリヤとヨセフにとっては、キリストのアドベント(来るの意味)は、自分達の婚約と結婚という幸せな生活を破壊する恐怖そのものとなりました。イエス様を迎えるには、その「恐れ」を乗り越えなければなりませんでした。今日はヨセフがどのようにして恐れを乗り越えて、キリストを迎えたかをお話いたしましょう。

★先週、ルカの福音書からお話しましたように、すでにマリヤの心から恐れが消え去っていました。御使いが「神にとって不可能なことはありません」と語り掛け、マリヤはその言葉を受け入れたからです。しかし、マリヤの婚約者であるヨセフは、突然のマリヤの妊娠に承服できず、マリヤの説明を聞けば聞くほど、嘘をついているのではと悩みに包まれてしまいました。

★ヨセフは、「正しい人」(1:19)でしたので身に覚えが全くないのです。ヨセフは、マリヤの不貞以外に原因がないと思っていました。しかしマリヤの不貞を訴え出れば、マリヤは姦淫の罪で死刑になってしまいます。不貞の妻を罰するのは、当時の夫の権利でした。自分の身に覚えのない事は決して許せない、それが当時の男性の特徴でした。しかしヨセフは、マリヤが死罪になり人々の前でさらし者になることを可哀想に思い、外国に逃がそうとしました。不貞な婚約者に対するヨセフの成し得る最大限の優しさでした。

★ヨセフが眠りにつくと、御使いが夢に現れ、マリヤの胎の子は「聖霊によるのです」と語り掛けました。聖霊こそ神の力であり、天地万物さえも創造された超現実なる御方です。そのことによってマリヤが嘘をついているのではなく、神様の御計画が聖霊によって実行されているのだと受け止めることが出来ました。

★ヨセフは越えられない悩みから解放され、「マリヤを妻として迎え入れ」(24節)ました。二人は「生まれてくる子は聖霊によるのです」という御使いの知らせによって、悩みを乗り越えたのです。それは神の聖霊の力を信じていたからです。その数年後、マリヤとヨセフはヘロデ大王の「幼子キリスト殺害計画」を避け、難民となりエジプトにまで逃れて行きました。聖霊の力を信じる時、どんな問題も乗り越えることが出来るのです。私達も聖霊の力を信じましょう。

 

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