(メッセージ)マタイNO56「天の御国の激動」マタイ11章7~15節 仁井田義政牧師
獄中から遣わされたバプテスマのヨハネの弟子達がイエス様の所から去ると、イエス様はバプテスマのヨハネの偉大さを褒めました。それはヨハネの働きによって、天の御国への激動が始まったからです。
★獄中に囚われているバプテスマのヨハネを、イエス様はなぜ助けに行かれなかったのでしょうか。このバプテスマのヨハネこそ、キリストの本当の使命を聴けば、自分の命のことなど主張しない人物であることを知っておられたからです。バプテスマのヨハネは「自分の命が長らえれば良い」と考える人ではなく、自分は使命が終われば消え去る人と自覚していたのです。また彼は自分の考えではなく、聖書の言う通りのお方がイエス様であることを何より大切とした人でした。
★バプテスマのヨハネについてのイエス様の評価は、最高の評価でした。イエス様がそのことを群衆に語りかけたことから見て、群衆に真のヨハネの偉大さを示したかったのです。イエス様は、ヨハネが「あなたが歴史上最高に偉大な人」等と言われて喜び満足するような人でないことを知っていました。しかし群衆にはそのことを知って欲しかったのでしょう。バプテスマのヨハネは信仰が弱いから捕われているのでなく、むしろ強いから捕われていることを群衆に伝えたかったのです。もうひとつ大切なことは、ヨハネの活動開始後、天の御国に入る人々の階層が激変したことです。
★バプテスマのヨハネの活動以来「天の御国は激しく略奪されている。」とイエス様は言われました。ヨハネ以前は「正しい」と言われた者の神の国と思われていました。ヨハネが来るとそのような人達が「蝮の末達」と叱責され、罪人達と言われていた者が「誰でも悔い改めれば救われる」と言われました。誰でも神の御国に入ることが出来る時代が来たと預言されました。それまでは救いに絶望的だった人々が、御国を激しく求めるようになったのです。彼こそ旧約の最後の預言者マラキが「キリストが来られる直前に預言者エリヤが現れる」と預言されたエリヤなのであると言われました。イエス様はこれらのことを「耳のある者は聴きなさい」と言われました。あなたも謙遜になって耳を開き、イエス様の神の国に入れて頂きましよう。