礼拝メッセージ(マタイNO68)「最も小さいカラシ種」マタイ13章31~33節 仁井田義政牧師
イエス様は天の御国の力を教えるにあたって、今度は小さなカラシ種と、少量のパン種の譬えを用いて話されました。今も昔も、小さいとか少量とかいうことは、力がないとか役に立たないことを意味していました。イエス様がその小さなカラシ種とパン種に目を留められた話です。
★「天の御国はカラシ種のようなものです」とイエス様は言われました。教会の庭に植えたカラシ種の小ささには驚きます。種は何千と出来ているのに、種だとは見えないほど小さいのです。イエス様はそこに目を留められ「神の御国は、最初はからし種のように小さいものですが、成長すると鳥が来て巣を作るほどになります。」と言われました。教会の庭に植えたカラシ種の木も、大きくなり過ぎるので何度か切って縮めました。すごい勢いで成長するのには驚きました。
★さらにイエス様は「 天の御国はパン種のようなものである。少しのパン種が39リットルものパン生地を膨らます。」と言われました。カラシ種は畑の中に蒔いた時は弱々しく、パン種は小麦粉の中に混ぜた時には少量ですが、両方とも大きく成長する力があると言われたのです。イエス様はこの話の前に、麦の譬を話されました。それは、伝道にはいろいろな困難や妨害や反対があって効果がないように見えるが、百倍の実を結ぶ力があると教えられたのです。そして今日のカラシ種とパン種の譬を話されたのです。
★今日のイエス様の譬は、福音そのものが持っている力を現わしていると同時に、その伝道をする小さき者をも表わしています。イエス様は世界を変えるために、風が来たら飛んで無くなるカラシ種やパン種のような小さな私達を用いておられるのです。確かに、世の人がうらやむような事業の成功者ではないかもしれません。しかしイエス様は、あえて小さな私達を用いて神の国をこの世界に拡大しておられるのです。
★人々は、世界を変えるために最大のものに目を留め、その力を用いて目的を達成しようとしています。けれどもイエス様は、この世で最小の者に目を留め、手に取り世の中を変えるために用いて下さるのです。その小さき者とは誰でしょうか。それは私達です。イエス様の期待の眼は、あなたに注がれています。イエス様だけが小さな者を認めてくださるお方です。イエス様の期待に、あなたの小さな生涯をお捧げして下さい。イエス様が大きく成長させ、用いて下さいます。