(第一コリントNO10)「あなたがたは神の神殿です」第一コリント3章16~23節 仁井田義政 牧師
今日の聖書の箇所は、1章から続くコリント教会の分裂危機を戒める手紙の結論的な部分です。コリント教会に多くいたギリシャ人のクリスチャン達は、この世の判断によって神の使徒達を格付けしようとしました。その結果、教会は分裂の危機に至りました。教会に分裂を起こす者が、いかに神の前に許されない罪であるかをパウロは記しました。
★パウロは「あなたがたは神の神殿であり、神の御霊が宿っていることを知らないのですか。」と記しました。その「知らないのですか」は、「今になっても知らないのですか」の意味です。そして「あなたがたは」は複数形であり、コリントの教会員たちであることがわかります。さらに「神の神殿」とは、ギリシャ語の「ナオス」であり、至聖所を現す言葉なのです。教会は神の臨在を現す至聖所なのだということを表しています。
★神の至聖所とされている神の教会に分裂をもたらすような者は、神の厳罰を受けるというのです。しかも分裂を起す原因となっているのが、パウロ・アポロ・ケパの中で誰が指導者としてふさわしいかというものでした。それはギリシャ人の癖、この世の知恵者探しに繋がっているのです。それは、この世の価値を教会にそのまま持ち込んだコリント教会の愚かな姿でした。
★パウロもアポロもペテロも、神がコリント教会に与えてくださった贈り物なのです。指導者もみな、それぞれの個性があり違いがあります。全く同じならば一人で良いでしょう。神様はコリント教会が豊かになり、霊的に深みのある教会になるようにと、別の人を送られたのです。そのようにコリント教会の指導者達も信徒達も、キリストを愛する人々でありキリストのものなのです。そしてパウロは、キリストは神のものなのですとコリント教会が分裂ではなく、ひとつになるように勧めているのです。
★コリント教会の人達は、優れた指導者を選ぶことによって、理想的な強い教会が出来ると考えました。それが神の為にも自分達の為にもなると思ったのです。しかしそれは、逆の分裂の危機をもたらしました。神様は、教会をご自身の臨在する至聖所として立ち上げられました。パウロは「あなたがたは神の神殿であり、神の御霊が宿っていることを知らないのですか。」と教えました。私達の教会も神の臨在する教会であることを知り、強くひとつになりましょう。