7月22日礼拝メッセージ「真理は殺せず」

(マルコNO31)真理は殺せず6章14~29節

                        仁井田義政 牧師

 今日の御言は、弟子達の伝道派遣という聖書の記事に挟まれて出て来ています。それではなぜこの所にヘロデ王が洗者ヨハネを殺害したことが記されているのでしょうか。ヨハネの首を跳ねたヘロデは、「殺したはずのあのヨハネが生き返ったのだ」とイエス様を恐れたのです。ここに今日の「人を殺しても真理は殺せない」というメッセージがあるのです。

★ヘロデ・アンテパスはヘロデ大王の息子です。ヘロデ大王は、ベツレヘムの男の子を大量殺戮した残酷な王でした。ヘロデ大王の亡き後、ローマはヘロデ大王の子供たちにイスラエルを分断統治させました。ヘロデ・アンテパスには、ガリラヤ地方を支配させました。ヘロデ・アンテパスは、兄弟ピリポの妻ヘロデアを横取りしました。「洗者ヨハネの首を」と願ったのは、そのヘロデアの連れ子サロメなのです。

★ヘロデアは、罪を指摘された洗者ヨハネを憎んでいました。ヘロデ・アンテパスは罪を責められヨハネを捕えましたが、その教えに共鳴し「神の人を殺すことは出来ない」と保護していたのです。ヨハネは、捕われても躊躇なく罪を示しました。ヘロデアは、夫のアンテパスがヨハネを保護しているのを苦々しく思っていたのです。すぐにでも殺してしまいたかったのです。

★そのような時に、ヘロデ王の誕生日になりました。父親違いの娘サロメがお祝いの踊りをしました。するとヘロデ・アンテパスは気を良くし「何でも望むものを与えよう」と言ったのです。娘はその母と相談し、「洗者ヨハネの首を頂きなさい」と言いました。ヨハネを殺してしまえば罪を責められないと思ったのです。自分のかつての夫ヘロデ・ピリポを裏切った罪を隠蔽できると思いました。ヨハネを殺して安心できると思った途端、イエス様が出てきました。そして「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」と、洗者ヨハネと同じメッセージを開始したのです。 

★人々は、イエス様を「洗者ヨハネの生き返りだ」と噂しました。やがてヘロデ・アンテパスは、イエス様をも殺しました。しかしヨハネを殺しても、イエス様を殺しても、真理を殺すことなど出来ないのです。真理に従わなければ、真理があなたを殺すのです。イエス様は「私は真理です」と言われました。真理の前に罪を悔い改めるか、真理を踏みにじって裁きを受けるか、二者択一しかないのです。謙遜になって真理の言葉を受け入れましょう。

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