12月9日礼拝待降節Ⅱ「待降節と人類」

(待降節Ⅱメッセージ)「待降節と人類」ルカ3章23~38節

                         仁井田義政牧師                          

二週続けてキリストの系図からのメッセージです。私達にとってマタイによる系図も、ルカによる系図も、キリストを迎えようとするアドベントの大切なメッセージなのです。それは、平和の主の到来を待ち望むアドベントにふさわしい御言なのです。

★先週お話しましたマタイは、キリストの系図をイスラエル民族の父祖アブラハムから始めていますが、ギリシャ人と思われるルカは、人類の祖先とされるアダムとエバから始めています。アメリカ・ロックフェラー大学のマーク・ストークル氏と、スイス・バーゼル大学のデビッド・セイラー氏は、遺伝子情報を解析した結果、現代の人類は20万年~10万年前に一組の男女から始まったと発表しました。そのことは比較解剖学、古生物学、血清学、遺伝学などの明白な証拠すべてに基づく結論なのです。 聖書の創世記に記され、ルカの福音書に記されているアダムとエバからの人類史が、ようやく現代のDNAの解析によって近づいたのです。

★アダムとエバという一組の夫婦から人類が生まれたということは、私達がみな兄弟であると言うことです。兄弟であると言うことは平等です。国籍や民族、肌の色、そのようなことで差別や区別は、創造者なる神への冒涜なのです。神様が一組の夫婦から世界人類を創られたという科学も支持するに至った考えを私達が持つ時、神様による「神に栄光、地に平和」(ルカ2:14)が訪れるのです。

★イエス様は人類の救いの為に来られました。ルカが記す系図は人類の系図です。その人類の頂点にイエス・キリストが来られたのです。それは、神様が愛しておられる人類全ての救い主となる為です。イエス様は、全ての民族の為にご自分の体を十字架につけられたのです。

★それこそ、まさしく「諸人こぞりて迎えまつれ」です。どこの民族であろうと、手を取り合ってイエス様を心からお迎えする準備をしようではありませんか。それが本当のアドベント、つまりキリストの降誕を待ち望む週間なのです。いよいよクリスマスに向かって、バプテスマのヨハネが叫んだように「主の道を真っ直ぐにし」、つまり神様の前に喜ばれない部分があるならばそれを正すのがアドベント週間です。「諸人こぞりて」イエス様をお迎えする信仰の準備をしましょう。

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