4月12日礼拝「敵をも愛しなさい」

マタイ講解NO18敵をも愛しなさい」マタイ5章38~48節

                      仁井田義政 牧師 

 主イエス様の教えには、それを実践したならば世の中はどうなってしまうのだろうと思える御言が沢山あります。42節「求める者には与え、借りようとする者はことわらないように」等もそのひとつでしょう。イエス様はそのような実践不可能な事を私達に求めておられるのでしょうか。そうではありません。イエス様のこの教えは「愛」というテーマに包まれているのです。今日は「敵をも愛しなさい」という題でお話し致します。

★まず今日の御言に「目には目を、歯には歯を」が出てきます。この言葉は「やられたらやり返せ」という報復の勧めとして用いられることがあります。しかしこれは「目を傷つけられたら、同等の目までにしなさいよ」との「同態復讐法」であり、これだけでも十分寛容な教えなのです。それによって「復讐の連鎖を断ち切って、平和を求めなさい」という教えなのです。

★人間の本能は、徹底的に仕返しをすることです。しかし主は平和を作るために「悪者に歯向かうな」と言われました。また「一ミリオン行けと言う者には、二ミリオン行きなさい」とも言われました。平和の為に、愛でその人の上に立ちなさいという教えなのです。「敵をも愛しなさい」という教えも同じです。つまり支配されるのではなく、愛によってその人の上に立つのです

★私達は、職場でも学校でも、心に「敵か、味方」を作ってしまいます。しかし神様は「良い人の上にも、悪い人の上にも」太陽も雨も与えて生かしておられるのです。そのような愛の神様に倣って、心の広い人になって愛を実践し、平和を作っていくべきなのです。

★それを実践した「マハトマ・ガンジー」「キング牧師」「ネルソン・マンデラ」などの人々は「非暴力」という愛の力の哲学を確立したのです。愛は正義よりも強いのです。ですからイエス様は、正義で私達を裁きませんでした。罪人である私達のために、十字架に着いて下さったのです。

私達も、正義よりもイエス様の教えに従って、「私は敵をも愛する」と決心し、自由になりましょう。

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