詩篇講解NO135「ハレルヤ!主をほめたたえよ」詩篇135篇1~8節
仁井田義政牧師
今日の詩篇は「ハレルヤ!」で始まり、終わりの方には、何ヶ所にも「主をほめたたえよ」との薦めが記されています。真の信仰とは「主をほめたたえることである」と言わんばかりです。神殿での礼拝のための「都上りの歌」は、134篇で終わっています。しかしなお詩篇は「主をほめたたえよ」と繰り返し薦めています。それほどまでに、信仰には「主をほめたたえる」ことが大切なのです。
★ハレルとは「ほめたたえよ」という意味で、「ヤー」はヤーウェの短縮形です。聖書時代の信仰者は、神の御名をみだりに口に出すことを恐れたのです。それは出エジプト記20章7節に「主の名をみだりに唱えてはならない」と記されているからです。また聖書を読んだり祈ったりする時も、神の御名の所に来ると、人々は「アドナイ=主」と発音したのです。
★詩篇135篇の作者は、「主の家で仕える」人にも賛美を薦めています。それは、牧師に「聖書を読みなさい」「祈りをしなさい」というのと同じです。そして礼拝に来られた一般の礼拝者にも、全ての信仰者に神様への賛美が薦められているのです。
★賛美の理由は、神様の救いにあります。1~4節には「主はまことにいつくしみ深いからである」と、5~7節には「神様が自然を支配されているからである」と、そして8~14節には「神様は救出の神だからです」と、さらには15~18節には「神は人間の作った偶像などではないからです」と記されています。それゆえに、神様は賛美を受けるに最もふさわしい御方であるのです。
★続いての19~21節までは、賛美への誘いのオンパレードです。この所では全聖職者集団と、全礼拝者に呼びかけています。礼拝においては聖職者も信徒もないのです。私達は、礼拝において主をほめたたえる時を最も大切な時としましょう。聖霊に満たされて、主をほめたたえるのです。その時、救いが起こり、癒しが起こり、奇跡が起こるのです。主は「賛美を住まいとしておられるからです。」私達は心から主を賛美しましょう。
コメントを残す