2024 年の御言と標語「主をおのれの喜びとせよ」詩篇 37 篇 4 節
仁井田義政 牧師
あけましておめでとうございます。今年は、日曜日と元旦が続いていまし
たので、元旦礼拝がありませんでした。毎年、元旦礼拝で「今年の御言と標
語」からメッセージをとりついでいましたので、今日の礼拝でお話致します。
★今年の御言は、詩篇 37 篇 4 節です。この詩篇はダビデの作で、あいうえ
お順に並べられた詩です。もちろんヘブル語ですから、ヘブル語で「アーレ
フ、ベース、ギーメル、ダーレス」と続きます。どうしてあいうえお順なの
かと言うと、第一には覚えやすいようにとの願いがあったと思われます。ま
た、日本の子供のかるた遊びのような要素もあります。
★この詩篇には「腹を立てるな」という言葉が 3 回も使われています。何に
「腹を立てるな」と言っているかというと、悪を行なう人に対してです。そ
れでは、悪には目をつぶって見ないようにせよと言っているのでしょうか。
そうではありません。「ねたみを起こすな」と言っているのです。ねたむと
は「私もうまくやりたい」という心です。悪を行なう人は、一時的に栄えて
いるように見えても、たちまちにして青草のように枯れると言っています。
★クリスチャンの生き方は「主をおのれの喜びとすること」であると記され
ています。それは主に信頼し善を求め誠実に生きることです。自分のことは
二の次で、主が喜ばれることを「おのれの喜び」とすれば「主があなたの願
いをかなえて下さる」(4 節)と教えています。
★山崎パンは、日本の輸入小麦の10%を使うほどの大企業で、年商9000億円
以上と言われています。その創業者は飯島藤十郎です。創業時に経営方針を
めぐって、弟の一郎との内輪もめが起こりました。仲裁に入った藤十郎の息
子までが、巻き込まれてしまいました。話し合った結果、三人で洗礼を受け
てクリスチャンになるということで、解決しました。しかし洗礼を受けた11
日後に、工場が全焼してしまいました。その時、三人は「これは、今まで私
達があまりにも事業本位で仕事を進めてきたことに対する神様の戒めだ、こ
れからは神様の御心にかなう会社に生まれ変わります」と祈ったのです。そ
の結果、現在の山崎パンがあるのです。
私達も「主をおのれの喜びとして」生きる者の祈りに応えて下さる神様を
信じて、力強く前進しましょう。
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