4月9日復活祭「立ちはだかった大きな石」

復活祭「立ちはだかった大きな石」マルコ16章1~8節

 仁井田義政 牧師

今日は復活祭イースターです。もう一つ特別なことは、第二礼拝の中で吉原博克先生の就任式があります。まずイースターのメッセージをお届けしたいと思います。今日の聖書には、イエス様の墓に向かう女性達と、墓の「大きな石」が出てきます。

★なぜ女性達は墓に向かったのでしょう。それは、イエス様を愛していたからに他なりません。その女性達の一人は、イエス様に7つの悪霊から解放して頂いたというマグダラのマリヤでした。女性達はその生前のイエス様に感謝し、そのお体に香油を塗ろうとして墓に向かったのです。

★しかし女性達は、その墓が大きな石の戸でふさがれていることに気が付き、自分達の力ではその石の戸を開けることが出来ず、途方に暮れてしまいました。数トンもあったからです。そして「あの石を転がしてくれる人が誰かいるでしょうか」と言いました。この言葉に目を向けましょう。この女性達のように、イエス様の教えや力に感動したクリスチャンでも、復活の主を信じないうちは、自分の前に立ちはだかる大きな石に途方にくれるのです。そればかりかその解決を「あの石を転がしてくれる人が誰かいるでしょうか」と人に頼るのです。そこに解決などありませんでした。

★しかし、女性達の前に立ちはだかっていた大きな石は、復活されたイエス様ご自身が転がして下さったのです。人に頼る必要などありませんでした。そのことによって女性達は、亡くなられたけれど復活され、生きておられるイエス様をキリスト(救い主の意味)と信じるのです。それが、初代教会から現代のクリスチャンの信仰なのです。女性達は、「復活の事実を弟子達に伝えよ」と宣教命令を受けました。昨年の統計で、クリスチャンは25億6千万人となりました。そこに宣教の希望があります。復活のキリストを信じる本当のクリスチャンによって、人々の救いは力を増すのです。

★私達、溝の口教会のクリスチャンも、自分や人に頼るのではなく、復活のキリストが私達の人生に立ちはだかる大きな石を取り除いてくださると信じましょう。復活の主に感謝し祈りましょう。

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