2023年主日元旦礼拝「恐れるな。私はあなたと共にいる

2023年主日元旦礼拝「恐れるな。私はあなたと共にいるイザヤ41章10節

                       仁井田義政 牧師

明けましておめでとうございます。今年の御言は、イザヤ書41章10節の預言の言葉を選ばせていただきました。イザヤ書は大きく分けると39章までは、イスラエルの背信の裁きとして敵国の奴隷となるという預言であり、40章からは、その罪が赦され奴隷から解放されるという預言です。

★今年の御言の41章10~14節の間に「恐れるな」という言が3回もあります。その理由は、新しい解放の年が来たからです。バビロン捕囚を見た預言者エレミヤが、「捕囚期間は70年」と預言しました。(エレミヤ25:8~13)

★しかし、バビロンで70年も奴隷生活をしていたイスラエルの民は、神が起こした奇跡を信じられませんでした。突然ペルシャ王クロスが出現し、バビロンを倒し、イスラエル民族を解放すると言ったのです。しかしイスラエルの10部族は、イザヤの言葉もエレミヤの言葉も信じられませんでした。ルベン族、シメオン族、ダン族、ナフタリ族、ガド族、アシェル族、イッサカル族、ゼブルン族、マナセ族、エフライム族は、神様の祝福の言葉を信じられずにバビロンに残りました。

★自由が与えられたのに帰ってきたのは、何とユダ族とベニヤミン族の2部族だけでした。その2部族だけが、荒れ果てたイスラエルに帰ってきました。そのユダ族の中から、やがてイエス様が生まれました。それは地球の歴史を二分する程の、神様の奇跡であり祝福でした。イエス様の誕生と十字架によって、私達の不信仰の全てを解決し、罪の奴隷から解放して下さったのです。それは、突然出現してバビロンを倒しイスラエルを奴隷から救ったクロス王にまさる御方の出現でした。

★イエス様の誕生は、預言者イザヤによって言われた「恐れるな。私はあなたと共にいる。私はあなたを強め、あなたを助け、私の義の右の手であなたを守る。」という御言の究極的な実現でした。ですから、その祝福の言葉を信じずバビロンに残った10部族のようになってはなりません。神様の祝福の御言を信じて、「神様が私を守り祝福してくださる」と強く信じて、新しい祝福の年である2023年を、希望に満ちて踏み出しましょう。

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