11月13日「主を仰ぎ見ると、彼らは輝いた」

詩篇NO34「主を仰ぎ見ると、彼らは輝いた」34篇1~10節

                        仁井田義政牧師

早いもので、来週はクリスマスの飾り付けです。クリスマスになくてならないのは、暗闇に輝く光ですね。この詩は、ダビデの生涯の中で最も暗闇の中にあった時が背景となっています。どれほど暗かったかと言うと、表題に「アビメレクの前で気が違ったかのようにふるまったとき」と記されています。そのことを記している第一サムエル記21章10節には、アビメレクを「アキシュ」と記していますが同一人物です。アキシュは固有名詞で、アビメレクは称号です。ダビデは、アビメレクの地で絶体絶命の危機に陥りました。ダビデは、そこからどのようにして立ち上がったのでしょうか。

★ダビデはサウル王に命を狙われ、ゴリアテの出身地、ペリシテ軍の地「ガテ」に逃げていきました。しかもゴリアテの剣を布に包んで持っていたのです。その背景は、第一サムエル記21章に記されています。アビメレクの家来がダビデを見て、「彼はダビデだ!」と騒ぎ立てました。ダビデは恐れました。一難去ってまた一難です。彼は気が狂っているように装い、その地を命からがら脱出することが出来たのです。

★ダビデは「私が主を求めると、主は答えてくださった。私をすべての恐怖から救い出してくださった。」と言っています。そして「主を仰ぎ見ると彼らの顔は輝いた」と記されています。人生の暗闇に取り囲まれていても、主を仰ぎ見ると彼らの顔は輝くのです。「主を仰ぎ見る」とは、祈ることです。

★私達が祈る時に、主は必ず私達を窮地から救ってくださいます。ダビデはこの34篇の中で「すべての恐怖から救いだしてくださった」(4節)。「全ての苦しみから彼を救われた」(6節、17節)。「主はそのすべてから救い出される」(19節)と、神様の救いを4回も記しています。イエス様の名は、ヘブル語でヨシュアです。それは「主は救い」という意味です。

★ダビデは心配で心が曇っていたのに、主を仰いで祈った時に顔が輝いたのです。それは、ダビデ一人の体験ではありません。神様は祈る者を必ず助けて下さるのです。

皆さんには、今どのような悩みがありますか。主を仰ぎ祈りましょう。そうするならば、あなたは悩みから解放され輝く者となるのです。

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