6月5日ペンテコステ礼拝「キリストの力」

ペンテコステ礼拝「キリストの力」使徒1章3~9節

         仁井田義政 牧師

 今日はペンテコステの日です。それは、旧約時代からのイスラエルの祭です。「ペンテコステ」の意味は、五十日目という意味です。何から五十日目なのかと言いますと、「過越しの祭」から数えてです。過越しの祭も旧約時代からのイスラエルの祭りで、イエス様が十字架につかれましたのも過越しの祭の時でした。ですから、イエス様の十字架から数えても、およそ五十日目と言うことになります。

★イエス様が天に帰って行かれた後に、弟子達のしたことは、教会組織の立て直しでした。ユダがいなくなり、一人弟子が欠けていたからです。くじ引きでマッテヤが選ばれました。使徒1章26節に記されています。これで教会組織は完全に整えられたように見えました。しかしイエス様が言われたことは、組織を整えることではなく、聖霊による洗礼を受けることでした。

★聖霊のバプテスマ(洗礼)には、イエス様の約束が伴っていました。聖霊を受けると「力を受ける」との約束です。「力」とはギリシャ語でデュナミスという言葉で、ダイナマイト、ダイナミックなどの語源です。もうひとつは「エルサレムから始まり、地の果てにまで、私の証人となる」という約束でした。その約束を信じて、弟子達は十日間も祈りに専念していました。その祈りに専念していた120名に聖霊のバプテスマが下ったのです。

★聖霊を受けた人々は、イエス様の約束通りに聖霊の力を受ました。使徒4章13節では「ペテロとヨハネが無学な普通の人」なのに、大胆に御言を伝えているのに、人々が驚いた」と記されています。すぐに教会に対しての迫害が起こりました。しかし教会は、「聖霊に満たされ大胆に神のことばを語りだした。」と使徒4章29~31節に記されています。

★今日のメッセージは、教会にとって重要なことです。教会は組織を強くすることも軽んじてはならないことですが、それだけでは教会は強くなって行かないのです。聖霊のバプテスマに満ち溢れることが大切なのです。聖霊に満たされると、ペテロやヨハネのように無学な普通の人であっても、神様にお仕えし大胆に伝道し御言を語る者となるのです。聖霊の力に満たされて、強い教会、強いクリスチャンになりましょう。

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