5月8日礼拝「広大な宇宙を見て知る私」

詩篇NO8「広大な宇宙を見て知る私」8篇1~9節

         仁井田義政 牧師

 今日の詩篇は、地上から広大な宇宙を見ての感嘆文で始まり、感嘆文で終わっています。広大な宇宙とその美しさを仰いだ時に、地上の争いや人間の様々な悩み事が、あまりにも取るに足らない小さなことで、なんと馬鹿らしいことかと価値の変化を体験しています。

★私達人間は、一般的に「人間は偉大だ」と思っています。しかし今から三千年前のダビデが、星空を見上げて、その広大さと美しさに嘆声をあげました。創世記1章14~17節には、宇宙は神様が創造された御業として記されています。ダビデからさらに千年前、アブラハムも星空を見上げてその雄大さの中で神様の声を聞きました。

★ダビデは、「幼子によって星空を作られた神様がほめたたえられる」と言っています。それは「力がある、知恵があると思っている者には、神の栄光が見えず聞こえない」という意味です。むしろ「幼子の方が神様の存在を見ることが出来、神様の声を聞くことが出来ている」と言っているのです。この言葉は、マタイ21章14~17節で、イエス様がエルサレム入城の時に引用しています。この所の祭司長・律法学者とは、当時の権力者であり知識人達なのです。

★広大な宇宙を見た後に、3節でダビデは地上の人間生活を見ています。神様の御業である広大な宇宙とその美しさとを比べて見ると、人間の存在のなんと小さなことかと思いました。しかし神様は、その人間を広大な宇宙よりも、万物や天使達よりも、価値のあるものとして創造されたというのです。その驚きが「私たちの主、主よ。あなたの御名は全地にわたり、なんと力強いことでしょう」(9節)との最後の感嘆文につながっているのです。

★私達は、地上のことばかりを見てしまいがちです。悪口を言われたとかで険悪な状態になることもあります。都会では、地境が1センチ違うというだけで、何十年にも亘る隣同士の争いになることもあります。人間関係で思い悩み、自死にまで至ることがあるのです。星空を見上げ、神様の創造された宇宙の広大さとその美しさを見ましょう。自分の悩んでいる事が何と小さなことであるかに気付くでしょう。大宇宙の創造者であられる神様は、私達のことをご自身よりも少しだけ低く造って、世界で一番大切な存在として愛して下さっています。感謝して祈りましょう。

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