イースター礼拝「すがりついてはならない」

イースター礼拝「すがりついてはならない」ヨハネ20章11~18節

           仁井田義政 牧師

イースターおめでとうございます。最初のイースターの朝は、あわただしいものでした。その後、墓には急に静寂が訪れました。そこには、マグダラのマリヤの姿だけが残りました。マグダラのマリヤは、暗い墓の中を覗き込みました。その絶望的な静寂を破って、この後の事件が開始されるのです。

★マグダラのマリヤは、ガリラヤ湖近くのマグダラ地方のマリヤのことです。同じガリラヤ地方出身のイエス様によって救われ、イエス様一団と行動を共にして、遠くエルサレムまで来たのです。イエス様が十字架時につけられた時、弟子達は逃げ去りましたが、マグダラのマリヤは、その十字架を見ていました。そして埋葬も見ていたのです。日曜日の朝、イエス様の体が墓から無くなっていた時も、墓にたたずんで泣いていました。

★その時、天使が現れて、イエス様の甦りをマリヤに伝えました。殺された人が甦るなどということは、マグダラのマリヤにとって信じられないことでした。ですから天使さえも墓の番人に見え、イエス様の体を運び出した人にしか見えなかったのです。「なぜ泣いているのですか」と、天使も復活のイエス様も語りかけました。それは、泣いている理由が分からなかったわけではありません。泣く必要などないのですよということを、気付いて欲しかったからです。

★しかしマリヤは、その問いかけに頓珍漢な答えと質問をしました。イエス様はそのマリヤに「マリヤ!」と呼びかけられたのです。その時に初めて、マリヤは自分の置かれている世界を知ったのです。私達も同じです。イエス様から自分の名前が呼ばれるのを聞く時に、信仰が生まれるのです。 

★名前を呼ばれたマリヤは、イエス様に「先生!」と言って「すがりつこう」としました。それは、確かめる為にさわるのとは違います。もう離さないとばかりに、強くつかむことです。イエス様はそれを拒否されました。イエス様が天に帰らなければ、復活のイエス様との交流が無くなってしまうからです。それは、聖霊を通しての交流です。復活前後の短期間に7回も「御霊」「聖霊」に満たされなさいと教えておられます。またマタイの福音書28章20節で「見よ、私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいます」と言っておられます。地上のイエス様にすがりつく信仰ではなく、聖霊による信仰で、今も生きておられるイエス様としっかりと繋がりましょう。

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