1月16日礼拝「益々新しく」

コロサイ書講解(NO.15)「益々新しく」3章9~11節

            仁井田義政牧師

1月も半ばになりました。気を付けないと、今年も昨年と変わらない一年となってしまいます。しかし今日の御言の3章10節には、「益々新しくされ、真の知識に至るのです」と記されています。キリスト者の正しい信仰生活は、日々古くなっていくのではありません。日々新しくされていくのです。どのように新しくされていくのでしょうか。それはクリスチャン品性においてです。

★クリスチャン品性①新しい人とは、嘘をつかない人です。「嘘をつく」という癖が、人間には浸み込んでいます。自分を守るための口実などです。政治家なども「秘書がやったことで」や「記憶にございません」などと嘘をつきます。そう言われると、法律も心の中までは裁けないので、証拠不十分で「不起訴」になってしまうことが多いのです。私達人間は、そのようなことを知っているので、嘘をつきやすいのです。クリスチャンは、嘘をつかないことに心掛けなければなりません。

★クリスチャン品性②新しい人とは、キリストに似た者となる人です。聖書は、クリスチャンになる以前の人を古い人と言っています。その古い人を完全に脱ぎ捨てる覚悟と決意が必要です。脱ぎ捨てたならば、キリストに似せられた新しい人を着る決意が大切です。それは、キリストの品性です。ヘブル語でキリストは「メシア」で、「油注がれた人」という意味です。聖霊に満たされた人のことなのです。ですからキリストに似た者となるためには、聖霊に満たされることが大切なのです。

★クリスチャン品性③新しい人とは、人を決して差別しない人です。二千年前は、差別社会でした。今日の聖書にも、民族差別(ギリシャ人とユダヤ人)、宗教的差別(割礼の有無)、文化的差別(未開人・スクテヤ人)、社会的階層差別(奴隷と自由人)等が出てきます。奴隷は、人間として数えられない時代でした。キリスト教会において、このような差別が絶対にあってはなりません。今日の御言では、三つのことを話しました。このことをクリスチャンとして決意しましょう。

★キリストが全てなのです。全ての人々の内にキリストがおられるのです。私達は、日毎にキリストに似た品性を身に着け、新しくされ続けなければなりません。古い人に逆戻りしてはなりません。キリストの愛を持つ人になりましょう。「私を日々新しい人にして下さい!」と祈りましょう。

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