Daily Archives: 2018年2月4日

2月4日礼拝メッセージ「イエス様に触ろうとして」

(礼拝メッセージ)マルコNO16「イエス様に触ろうとして」マルコ3章7~12節

仁井田義政 牧師

 今日の聖書には、イエス様を求めて集まる大群衆の姿が記されています。その群衆は外国からも集まって来ました。大群衆の力は指導者たちの力に優るのです。イエス様にとって天下を取るための最大のチャンスが到来したのです。しかし、イエス様は「群衆が押し寄せてこないように小舟を用意しなさい」と弟子達に命じられました。その真意はどこにあるのでしようか。

★イエス様の噂を聞いて、町や村やツロやシドンという外国からも人々が集まってきました。ずいぶん遠くからも来ました。イエス様の癒しの力を信じて集まってきた人達です。イエス様は「大勢の人なので、押し寄せてこないように、弟子達に命じられた」と記されています。共同訳や詳訳聖書は、「押し潰されないように」と翻訳しています。イエス様が群衆に「押し潰される」などということがあるのでしょうか。いざとなれば、湖の上を歩くことさえ出来たはずです。

★イエス様は、群衆が目的のためには「イエス様さえ踏み潰す」ことを見抜いておられたということが出来るでしょう。この三年後には、このような群衆が「イエスを十字架に付けよ」と叫び、ついに十字架につけてしまったのです。イエス様の本当の力を知って恐れたのは、汚れた霊だけであったことを聖書は記しています。人間だけが知らなかったのです。

★さらに「イエスはご自身のことを知らせないようにと、厳しく彼らを戒められた。」と記されています。次々に病気を治して「この事を出来るだけ多くの人々に言い広めよ」とご自身の癒しの力を誇示して扇動するのが、イエス様が成功者になるためのチャンスだったでしょう。しかもすでにパリサイ人とヘロデ党が手を組んでイエス殺害の計画に入っていたので、その計画を粉砕するためにも群衆の力こそ必要であったはずです。しかしイエス様はそのようなご利益だけを求める群衆には、何の力もないことを知っておられました。ですから私のことを知らせてはいけないと厳しく戒められたのです。

★イエス様が「全ての人々に私のことを伝えよ」と信頼して命じられる人々とは、どのような人々でしょう。それはイエス様が「私達の罪の為に十字架について死なれたこと。三日目に死人の中から復活し、今もなお私達と一緒におられること」を信じる人々です。ですからイエス様は、復活後に「全世界に出て行って福音を伝えよ」(マタイ28:19)と弟子達に命じられたのです。私達は今も生きておられる復活の主を心から信じる者になりましょう。